PS3で発売されていた三國無双6と無双OROCHI2アンリミテッドが、SteamでDLC全部含めてプレイできます。
自分はPS3でよく無双をしていた世代なので、セール時に購入して最近プレイしているのですが、無双のエフェクトがおかしい現象に出くわしました。
リフレッシュレートが60Hzを超えると起きる現象で、現状公式からの修正はありません。
なので、今回はこの表示バグに関するちょっとした調査と自分なりの対策方法について紹介していきたいと思います。
無双時のバグ表示について(無双6DXver)
無双オロチ2アンリミテッドはレビュー見るだけで、何やら黒い表示がでるとかなんとか書かれているので気づきやすいのですが、三国無双6DXでは詳しい内容があまり書かれていませんでした。
そのため、最初は「こんなエフェクトだっけ?」「まぁ、バグならロードしたら直るやろ」と思って直す気ありませんでした。
・・・が、ゲームを進める度にやっぱり違和感を感じたので検証してみたわけですが、やはりディスプレイのリフレッシュレート高い問題でした。
画像だと分かりにくいので動画にしてみましたが、無双のエフェクトが攻撃し終わった後にまとめて表示されるというものです。
現状、ディスプレイのリフレッシュレートを60にするしか方法がない
色々とsteam掲示板で解決方法を探してみましたが、有志パッチは存在しておらず、基本的にはwindowsのディスプレイの設定でリフレッシュレートを60にするという方法が確実な方法でした。
windows10の場合は設定→ディスプレイから「ディスプレイの詳細設定」を押すことで、リフレッシュレートを弄る画面になります。
画面がおかしい場合は、このリフレッシュレートの値が60Hzを超えているのが原因のようです。
無双オロチ2と三國無双6DXのゲームエンジンが同じで、リフレッシュレート60Hzまでしか許容していないのでしょうか?
海外ニキ「一々手動でやるの面倒だわ」 確かに!! ということでちょっとした解決方法を
steamの掲示板を無双オロチ2アンリミテッドの方で調べて見ると下のスレッドを発見。
無双オロチ2アンリミテッドで無双時に黒表示になる解決方法についていくつか報告が上がっているのですが、確実な方法はやはりディスプレイのリフレッシュレートを変える方法でした。
ただ、これを手動でやるのが面倒だという事で、その解決方法としてbatを走らせてゲームを起動させて自動的にリフレッシュレートを切り替えるという方法が報告されていました。
これでしたら、batを走らせるだけでいいので、ショートカットから起動させる感覚でリフレッシュレートを切り替え→ゲーム起動→終了するときにはリフレッシュレートを戻すとできるわけです。
・・・で掲示板を参考にして作ったのが上の画像。「無双6.bat」を起動するだけでOKな状態にしてます。他のbatはテストで作ったものなので気にしないように!!
上の例だと「無双6.bat」をデスクトップにショートカットを作っておいて、自分はプレイする時にショートカットで起動させるようにしています。
「QRes.exe」はリフレッシュレートと解像度を自動的に設定してくれるソフトです。
「QRes.exe」と同じ階層にbatデータを作って、作ったbatを起動させることで、bat命令に従って「QRes.exe」が作動して自動的にリフレッシュレートを変えるというカラクリです。
「QRes.exe」は上のリンクからダウンロードできます。
ページ真ん中の方にzipフォルダがあるので、それを落としましょう。
batデータを作ってやってみる。
batデータはテキストから命令を入力。
入力してできたテキストデータの拡張子を「.bat」に変換するだけでOK!
ここからは、実際に記入する命令の内容について解説します。
※これからの説明でリフレッシュレート144で説明しているところがありますが、環境によって最大リフレッシュレート数が異なるので、「144」の数字は自分の環境の最大リフレッシュレートの値を入力してください。
start steam://rungameid/1879330
QRes.exe /r:60
timeout 5
QRes.exe /r:144
これは無双オロチ2アンリミテッド用の設定です。(掲示板の書いている通り)
「1879330」はsteamでゲームに付けられているsteamIDです。
steamIDは、SteamDBで調べることが可能です。
このSteamDBは過去の値段情報も表示されるのでオススメです。ブックマークしておきましょう。
start steam://rungameid/968790
QRes.exe /r:60
timeout 5
QRes.exe /r:144
三国無双6DXの場合steamIDは「968790」なので、上記のように設定することで三国無双6DXが起動します。
しかし、この記述通りだと無双6では効果がありませんでした。
理由として三国無双6DXの場合、ロードを挟むとリフレッシュレート144Hzで起きる現象が復活するからです。
上のコマンドは、「三国無双6DXを起動してリフレッシュレートを60Hzにする。5秒後にリフレッシュレートを144Hzに戻す」という命令となるため、最終的にプレイ中は144Hzになっています。
起動してALT+TABで設定画面に戻ってリフレッシュレートを144Hzに戻す行為と同じなんですよね。
これでは直らないので、自分は次のようにしました。
QRes.exe /r:60
start steam://rungameid/968790
PAUSE
QRes.exe /r:144
上の命令の内容は次の通りです。
①リフレッシュレートを60にする
②三國無双6をsteam経由で起動
③一時停止。操作を待つ
④何か操作されたらリフレッシュレートを144にする
ゲーム中は③の状態で待機となるため、60Hzの状態が維持されます。
画面上に出てくるcmd画面(上画像のwindowsコマンドプロンプト画面)を選択された状態で操作をすることで④の命令が発生します。
なので、プレイ中は裏でcmd画面が開いた状態となるので、リフレッシュレートが60Hzの状態でプレイできるわけです。
あと、この方法の良い所は、④をすることで一々設定画面からディスプレイ詳細画面を出すという行為をしなくても144Hzに戻すことができるという点。
なんなら、cmd画面を選んでEnterボタン連打で終わるので、負担は大分軽くなると思います。
高リフレッシュレート環境が標準になりつつ時代なので面倒ではある
昔の洋ゲーなんかは、バグは有志パッチで何とかするといった文化があったりしますが、動画や生配信などでPCゲームが一般人にも認知されてきているこの時代では、公式頼りにどうしてもなってきてますね。
また、CS機でもリフレッシュレートが60Hzを超えてプレイできるような所までスペックが出ている時代において、60Hzでプレイする前提で作られているのはいかがなものかと。
コーエーは古い時代からPCゲームを出してきてるので、もう少しプレイヤーに寄り添ったサポートをしてもらいたいものですな。
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